導入事例

関西エアポート株式会社さま

所在地
大阪府大阪市
業種
サービス業

システムと購買アウトソーシングサービスの活用により、調達部門の業務を大幅に削減! グループ会社における購買業務全体も効率化し、リソースの最適化に成功!!

関西エアポートグループは関西エアポート株式会社を含む8社で構成されています。関西国際空港(KIX)および大阪国際空港(ITAMI)の運営を新関西国際空港株式会社から引継ぎ、2016年4月1日より両空港の運営会社として事業を開始しています。また、2018年4月1日からは関西エアポート株式会社の100%出資会社である関西エアポート神戸株式会社が、神戸空港(KOBE)の運営を神戸市から引継ぎ、事業を開始されました。
パーチェスワンでは関西国際空港(KIX)および大阪国際空港(ITAMI)の統合をきっかけに、間接材購買の効率化と迅速化を目的に、パーチェスワンソリューションサービスとして、電子カタログ、見積もり購買と並行して購買アウトソーシングサービスを導入いただき、グループ会社へも展開いただいています。
パーチェスワンと共に 「購買業務の効率化」、「調達部のリソース最適化」、「内部統制強化」 を実行されている背景をお伺いしました。

購買業務の効率化
調達部のリソース最適化
内部統制強化

導入前の課題
グループ経営統合により工事や役務含めた購買業務(発注数)は着実に増加、業務の属人化要素を取り除き、早急に効率化・可視化(見える化)する必要があった

  • 効率的な仕組化を急ぐ必要があった購買業務
    2013年当時、関西国際空港は大阪国際空港との経営統合などにより、グループ内の調達・購買業務も一体化、効率化する必要がありました。
    運営する空港が2つになったことで、発注数が急速に増加し、調達部の業務自体がひっ迫している状況でもありました。そのような状況の打開策として、まず一律型の調達方法(応募者や該当者へ個々に見積もり依頼等)や、属人化しがちな購買業務の在り方を抜本的に見直し、早急に効率的な仕組を構築したいと考えていました。
  • 調達部のリソース最適化も重要課題
    調達部では先の統合による発注件数増加にあわせて対応人員を増強することは避け、組織体制は現状を維持し、業務効率化を図るという方針があったため、限られたリソースでは本来コア業務としたい高額案件に集中できないといった課題も見えていました。
    このため調達部のリソース最適化、体制の効率化なども重要な検討テーマになっていました。
  • 購買データ・情報の見える化も不可欠だった
    購買情報のうち契約関連は、サプライヤーとの契約書類など含め、基本的に紙ベースで管理されており、過去の交渉条件や案件状況を確認することにも時間や労力を費やしていたので、これらの情報を一元管理し、効率よく活用したいとも考えていました。
  • 内部統制強化
    グループ会社の調達は新関西国際空港(現:関西エアポート株式会社)が一元管理をすることになり、透明性、公平性、経済性などを考慮したこれまでの調達方法の考え方を維持しながら、グループ全体を統制し、業務の標準化、迅速化、効率化を実現するためのツール、方法を探していました。

パーチェスワンに決めた理由
カタログや見積もり機能の「充実度」と購買アウトソーシングサービスの「柔軟性」と「信頼性」

  • カタログ・見積もり機能などの利便性が目的にマッチしていた
    空港の購買品目は大きく分けて主に①施設点検・修理などの役務、工事関連、②事務用品、電球、工具、防災用品、ユニフォーム、書籍、部品などの備品・消耗品、③航空灯火など一般的ではないものの空港としては繰り返し購入される品目 の3種に分類でき、それぞれに運用が異なります。そのすべてをパーチェスワンの各機能を活用することで、迅速な効率化が可能だと判断しました。(具体的には①は見積もり機能、②は電子カタログ化、③は空港独自のカスタムカタログ品として搭載して活用)

    特に③の繰り返し購入される頻度の高い品目については、空港独自のカスタムカタログとしてシステム上に予め登録、運用することが提案されました。私たちにとってサプライヤーとの都度の見積業務が無くなることで、劇的に工数削減できること、効率化が図れることは導入の大きな決め手となりました。カスタムカタログはSB C&Sによって定期的に情報鮮度の見直しも行われるため、広範囲に安心して運用できることもあり、導入時点から徐々に掲載点数を増やし、現在では約2,000アイテムを掲載してもらい活用しています。また複数社をフラットに比較検討する中で、パーチェスワンの通常の画面構成やUIなど基本的な部分は、利用者のストレスが少なく使い勝手が良いと感じました。多段階のワークフロー設定、勘定科目などの各種項目を活用することで、現運用をそのまま移行できるため新たな業務設計や導入する際の負荷は少なく、効率化も図れるという判断に至りました。
  • 購買業務アウトソーシングサービスの信頼性
    一定条件に合致した品目、役務に関する見積もりについては調達部のリソース最適化を図るため、システム利用と並行し業務をアウトソースし、外部から効率的にサポートしてほしいと考えました。
    購買業務の対応に特化した「パーチェスワン購買センター」は既に長期安定稼働もしていることから、対応実績として信頼性はあったのですが、導入後に現状業務とパーチェスワンの運用を擦り合わせるための打合せを重ねる中で、課題に対する解決方法も明確になり、業務面についても安心してパートナーシップが組めると実感しました。

導入効果
購買業務の大幅な削減と効率化、コスト削減に成功!
グループ7社への利用拡大により成果を最大限に活かしつつ内部統制強化も実現!!

  • 購買業務のアウトソースによる大幅な業務削減と効率化
    一定条件に合致した品目、役務に関する見積もり業務は「パーチェスワン購買センター」で対応してもらっています。
    パーチェスワンが複数の登録サプライヤーから取得した見積もりを、調達部がシステムを通じて、価格含めた複数条件により公正に比較し、購入先を選定するフローにしたことで、購買業務の大幅な削減、調達部のリソースの最適化を推進してくれています。
  • 戦略的なサプライヤー環境の構築、適正価格の選定をスムーズにし、コスト削減を実現(購買業務のアウトソース)
    複数社からの比較見積もりの運用や、サプライヤーに関する情報収集などのサプライヤー調査、新規サプライヤーの発掘、招聘などをアウトソースすることで、パーチェスワンによって戦略的に競争環境が作られるため、サプライヤー運用に関する業務負荷は軽減しつつ、コスト削減にも貢献していただいています。
  • 内部統制強化
    複数条件を組み合わせた多段階ワークフローによる承認、見積もり比較機能や、サプライヤー選定過程の見える化、各種見積もり関連データなどもパーチェスワンの中で一元管理できています。
    進捗管理や履歴管理の観点としても有効に機能しており、内部統制の強化としても役立っています。
  • グループ会社全体の管理統合を可能にし、成果を最大化に
    グループ会社7社への展開も順調に終わり、当初、目標として掲げた購買業務の迅速化と効率化が早期に実現できたと感じています。グループ会社への展開に関しては、グループ内で早期にオペレーションを統一化したいと考えていましたが、充実したシステム機能に加えて、パーチェスワンの質の高いサポート力も支えになりました。
    システムを導入したら終わりではなく、各グループをこまめに訪問しながら、各社の理解を得るための説明会を実施しつつ、現場としての要望や状況なども理解したうえで、最適な提案や具体的なフォローをしてくれるなど、積極的に展開を後押ししてくれ、速やかな利用拡大に繋がりました。

今後の展望
さらなる効率性の向上と継続的な改善を推進します

  • パーチェスワンシステムの様々な機能に加えて、購買業務に特化した購買アウトソーシングサービスを併用することで、体系的に効率化の仕組化ができ、全体としても相乗効果を生み出しています。
    今後も新規サプライヤーの取り込み、拡大やさらなる業務の効率化、コスト削減などの展開を期待しています。
    既に盤石な体制は構築できていると思いますので、今後もパーチェスワンと共に継続的な改善に取り組んでまいります。

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